橋本病
橋本病の原因、症状、治療法、妊娠、出産、免疫について述べます。
Q&A 橋本病、甲状腺機能低下症
Q1 .橋本病は治りますか?
「橋本病は治ることはない」と甲状腺専門病院でも、漢方の先生にも言われましたが
Q2 .橋本病でずっと病院に検査だけ行っています。
病院では自己抗体の検査をしてくれないのですがいいのでしょうか?
Q3. 漢方薬はどれくらいで効果がありますか?
Q4. 橋本病の生活養生を教えてほしいのですが。
Q5 .橋本病でチラージンを何年も服用していますが、
喉の腫れが良くなりません。 漢方で治りますか?
Q6. .橋本病と甲状腺機能低下症とは違うのですか?
Q7. .橋本病が悪くなる原因にはどんなことがありますか?
橋本病、甲状腺機能低下症と妊娠、出産、遺伝についてのQ&A
橋本病や甲状腺機能低下症になると、
妊娠しにくいのではないか、妊娠しても流産や早産について、または
妊娠中の甲状腺ホルモン剤内服についてなど不安を感じている人も多いと思います。
ここでは、橋本病、甲状腺機能低下症と妊娠、出産
そして遺伝についてをQ&A形式で説明します。
Q.甲状腺機能正常の橋本病で甲状腺ホルモン剤は内服していません。
妊娠を望んでいますが、何か問題はありますか?
また、甲状腺機能低下症になる不安もあります。
甲状腺ホルモン剤のチラージンを服用する場合はどうでしょうか?
Q.子どもに橋本病が遺伝するのではないかと心配です。どうなのでしょうか?
病院では「橋本病は治らない」と言われていますが
はたして本当に橋本病は治らないのでしょうか? そんな事はありません。
『橋本病が治る』 と言うことは、FT3・FT4・TSHの安定だけではなく
増えている自己抗体が正常値になり、そこで安定することです。
橋本病の自己抗体は、抗サイログロブリン抗体(TgAb)、
抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)などです。
残念ながら西洋医学には、
橋本病の自己抗体を正常化する手段はないのですが、
免疫や漢方を駆使し、生活養生をすれば、高い自己抗体は下がってきます。
漢方薬と免疫の錠剤を併用できっちり服用した場合、半年もあれば
多くの人は、高い橋本病の自己抗体の数値が約半分には改善します。
そして約半分くらいになってからは波がありながら、少しずつ改善してきて
正常値なってから一年間正常値を維持すれば完治としていいかと思います。
事実、自己抗体が正常値になった人は何人もいます。
最近思うこと
甲状腺がよくないだろうな、と思って病院で血液検査をしても、
TSH、FT3、FT4だけをチェックして「大丈夫、甲状腺は何ともないよ」
と済まされることは多いです。
また、自己抗体のTgAbやTPOAbをチェックして高くても、
TSH、FT3、FT4が正常値の範囲内の場合、
病院では「甲状腺での症状ではない」と片づけられてしまっていることもあります。
病院ではTSH、FT3、FT4をコントロールする方法はあるけれど
TgAbやTPOAbを良くする方法が無いからなのでしょう。
こんな場合でも、実際に甲状腺が原因でいろんな症状で困っている人が多いのです。
そして、こんなケースでも漢方薬を飲むと症状はグンと良くなり、
「まるで夢のように元気になった」と喜ばれることが多いのです。
血液検査ではFT3・FT4・TSHの数値はチェックしても
自己抗体は1年に1度もチェックしないことも多いので
3ヶ月か半年に1回は自己抗体をみて欲しいです。 効果判定になりますから。
甲状腺は,蝶が羽を広げたような形で,のどぼとけの下にあり
大きさは、左右に広く縦4cm厚さ1cmで重さは15g、
正常の甲状腺は柔らかいので外からは触ってもわかりません。
甲状腺は 体の新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを2種類合成し
3個のヨードを含むT3(トリヨードサイロニン)、
4個のヨード含むT4(サイロキシン)、 血中に分泌します。
そして脳下垂体からでる甲状腺刺激ホルモン(TSH)により調整されます。
FT3・FT4・TSHは血液検査でわかりますから、橋本病や
甲状腺機能低下症の進行や、治療による改善をみるためにも大切です。
しかし、橋本病では自己抗体を見つめていくことはもっと大切です。
甲状腺ホルモンは発育や成長に欠かせないホルモンです。
全身(脳、心臓、消化器、筋肉、皮膚、など)の新陳代謝を活発にし、
精神神経や身体の活動の調整にも働きます。
甲状腺ホルモンが出すぎると、脈が速くなり、体温は上昇し、汗をよくかきます。
反対にホルモンが少なくなると脈が遅くなり、体温は低下し、活気がなくなります。
橋本病は自己免疫疾患です。
免疫のくるいにより甲状腺を異物と勘違いして甲状腺に対する自己抗体
(抗サイログロブリン抗体、抗マイクロゾーム抗体)をつくってしまいます。
この自己抗体が甲状腺の細胞を破壊していく為、
徐々に甲状腺機能低下症になっていきます。
この自己抗体も血液検査でわかります。
橋本病が完治するには、この自己抗体が正常値になることが必要です。
橋本病は別名を慢性甲状腺炎とも呼ばれ
慢性的(徐々)に炎症(破壊)が起こります。
頻度は女性の25人に1人、中年の女性では10人に1人くらいです。
橋本病はおよそ2割の患者さんでは徐々に病気が進行して、
甲状腺が十分なホルモンを作れなくなる甲状腺機能低下症に移行します。
橋本病は
必要量の甲状腺ホルモンが作りきれない為に、全身の新陳代謝が低下します。
全身症状-------寒がり、疲れやすい、動作が鈍い、体重増加、声かれ、低音
体温-----------低体温
顔つき・首------ むくみ、甲状腺腫大、のどの違和感、ボーとしたような顔
神経・精神症状-- 物忘れ、無気力、眠たい、ぼっとしている
循環器症状----- 徐脈、息切れ、むくみ、心肥大
消化器症状----- 食欲低下、舌が肥大、便秘
皮膚-----------汗がでない、皮膚乾燥、脱毛、眉が薄くなる、皮膚の蒼白
筋骨症状------- 脱力感、筋力低下、肩こり、筋肉の疲れ
月経-----------月経不順、月経過多
血液値--------- コレステロール上昇、肝障害、貧血
FT3・FT4・TSHが正常な人の場合は、薬の必要はないとされていますが
いずれ甲状腺の動きが低下して、 甲状腺ホルモンが不足する、
すなわち病気が進行する可能性も多いとされています。
甲状腺が腫大し、喉に違和感がある人 は
甲状腺ホルモン剤を服用し様子をみますが、
大きくなって気管を圧迫する時は手術が必要な場合があります。
甲状腺機能が低下している人
不足している量の甲状腺ホルモン薬(チラージンS)を服用(補充)します。
補充療法だけでは根本的には治癒しないため、一生毎日薬を飲み続けます。
橋本病があると妊娠、出産、授乳に対して
不安をもたれる女性が多いのですが、
産科医に知らせておけば大丈夫です。
甲状腺ホルモン剤が必要な場合には、
甲状腺ホルモン剤をのまないよりも、のむ方が母子ともに安全です。
安心しておのみ下さい。
この薬と一緒に飲んではいけない薬はなく
他の病気で治療を受けている時も服用できます。
ヨードを多く含む昆布は、甲状腺機能低下を助長しますので
普通以上に食べないで下さい。
昆布以外の海藻にはヨードはあまり含まれていません。
甲状腺の痛みや動悸、発熱などがまれに出る場合があり、
一時的に甲状腺ホルモンが過剰になる事があります。
また、甲状腺の一部が壊れて一過性に甲状腺ホルモンが多くなり
動悸やイライラ、やせなどの亢進症の症状を示すことがあります。
特に妊娠初期やお産のあと三カ月後くらいに
このようなホルモンが多すぎる症状や甲状腺機能低下症が
急速に進行する場合がありますのでご注意下さい。
甲状腺や橋本病について、すこし調べるだけで
以上のことはすぐにわかるかと思います。
でも皆さんはここで、はてな?と思いませんか。
橋本病は自己免疫疾患である
でも治療は甲状腺ホルモンをコントロールすることである。
という点についてです。
免疫のくるいを正すことによって、
つくられすぎた自己抗体を処理することと、
新しい自己抗体をつくりにくくすることです。
甲状腺ホルモンをコントロールすることも、もちろん大切ですが、
自己抗体をへらし、免疫のくるいを更正することはもっと重要です。
自己抗体が正常化すれば甲状腺は破壊されなくなります。
甲状腺が破壊されなくなれば橋本病は治る、ということになります。
免疫力が正常であれば、自分自身とウイルスなどの外敵とを区別して、
(決して自分自身を攻撃することなく)外敵だけをやっつける「抗体」をつくります。
ところが免疫系が酷使され続けて、
「自分と自分以外の敵を識別する力」に異常をきたすと、
自分自身を攻撃する「自己抗体」をどんどん作ることになってしまいます。
免疫異常
↓
自己と非自己を識別できなくなる
↓
自己を攻撃する「自己抗体」を作る。
まるで、国や国民を守るための自衛隊が狂って、国民を攻撃するのに似ています。
自己抗体にはたくさんの種類があるのですが、それぞれの自己抗体が
細胞や組織を壊していく、これが自己免疫疾患です。
免疫の狂いが原因です。
自己免疫疾患について、もっと詳しく知りたい方は
「自己免疫疾患」の項目を参考にして下さい。
漢方誠芳園薬局では、FT3・FT4・TSHの改善だけではなく
やはり自己抗体までも正常化することを目指しています。
自己抗体を正常化することが、橋本病が治る。と言えるからです。
まずは3ヶ月飲んでみて、
FT3・FT4・TSHや自己抗体の変化を見てはいかがですか。
身体の症状は、多くの人は一ヶ月で効果が見えていますよ。
自己抗体は約半年あれば半分くらいにはなるでしょう。
お勧めは、免疫を良くするものと漢方薬の併用です。
気になるお値段は、漢方薬と錠剤の併用で1ヶ月 35,100円です。
ゆっくりペースで良い方や、あまり症状のない方は
錠剤だけで、1ヶ月 15,600円です。
漢方薬は病院の薬と併用しても大丈夫です。
良くなってきてから、ほとんどの場合、医師が病院の薬を減らしてくれます。
詳しくはお問合せフォームからご質問下さい。

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