過敏性腸症候群の症状や原因、漢方治療について述べます。
感情のこうふんなど、精神的ストレス(または無意識下の過敏反応)
や腸の冷えによっておこる大腸の機能のさまざまな異常反応をいいます。
S字状結腸のケイレンが原因で、
排便は一回量が少なく、細かく切れて出て硬い。
水分の少ないときはコロコロ便になる。
あとに残便感があり、排便前後に腹痛や膨満感がある。
痛みは左下腹部に多い、
ときに痛む場所が移動する、夜間に症状は少なく食後に多い。
痛みはケイレン性で波がある。
ガスが出ると痛みや膨満感は少なくなる。
過敏性腸症候群の中には脾彎曲症候群といわれるものがあります。
精神的ストレスのために飲み込んだ多量の空気が立位のときに
大腸で一番高い脾彎曲という場所に溜まり、
そのガスのためにお腹が張って左の胸や脇腹が痛む病気です。
外部からのすこしの刺激にも強い反応を引き起こし、
そのため胃潰瘍や過敏性大腸症候群、
胆道ジスキネジー、胆石症の発作を起こして、
腹痛、嘔吐、胆汁の吐出、腹痛、背痛、または
頻尿、頻便、残尿感、残便感、無月経、生理不順などを起こすこともあります。
●便秘型、便秘下痢交替型
1. イライラ、不安、緊張の多い人
2. 冷えて腹痛、腹部膨満感の強い人
3. 便の量が少なく硬い人
4. 冷えて軟便、泥状便の人
●下痢型
1. 神経性下痢型
このタイプは腹痛はあっても軽く、腹鳴があって水様性の下痢をする。
下痢は、1日1回の人もあれば1日何回もいく人があり、
回数の少ない人は初めは形のある便で、あとは軟便。
回数の多い人は水様便。
2. 腹痛して下痢の型
●粘液排出型
漢方では上記のように類別して漢方処方を決定します。
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◇桂枝加芍薬湯
◇桂枝加芍薬大黄湯
◇加味逍遥散
◇四逆散
◇大建中湯
◇小建中湯
◇人参湯
◇五積散
◇香蘇散
◇柴胡桂枝湯
など
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